チャリティーのお話 -著名人の寄付の公表について

金澤幸雄です。

2018年に芸能界を引退した歌手の安室奈美恵さんが紺綬褒章を受章したニュースを読みました。

紺綬褒章とは、公益のために私財(500万円以上)を寄付した人を対象とする章で、このうち1500万円以上の寄付をした個人には賞杯も授与されます。

安室さんはこの賞杯も授与されたとのことですから、個人として多額の寄付をされたことがうかがえます。

東日本大震災の復興支援など、これまでにも何度となく安室さんの寄付に関する報道を目にしてきましたが、安室さんの姿勢は一貫して「寄付を公表せず、ひっそりと行う」というもので、後日大々的に報道されても沈黙を守っています。

著名人の寄付の公表については、賛否あります。

日本では、著名人の慈善活動は安室さんのように黙って行うことが美徳とされ、賞賛される場合が多いような気がします。私も、どちらかというと安室さんのやり方に共感を覚えます。

しかし一方で、公表した方がいいこともあります。

理由としては、影響力のある人物によって寄付の存在が知られ、「私も寄付しよう」という支援の輪が広がる可能性があるということ。

欧米諸国に比べて寄付やチャリティー活動が生活に根づいておらず、さらには「みんながやってるなら私も」というバンドワゴン効果が、同調を好む日本人には効果的とも言えますね。

公表するしないどちらにせよ、困っている人に金銭的な援助をするという行為は純粋にすてきなことだと思いますし、私も可能な限り支援を続けていきたいと思っています。

金澤幸雄

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