
金澤幸雄です。
「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」とイエス・キリストが説いた、善きサマリア人のエピソードをご存じでしょうか。
ある律法学者がイエス・キリストに「永遠の命を受けるために何をすべきですか」と質問しました。するとイエスは「自分を愛するように、あなたの隣人を愛せよ」と答えました。
隣人とは誰ですか、との問いに、イエスは次のように語りました。
「旅人が、強盗に襲われて瀕死の状態になりました。旅人が倒れているところに祭司とレビ人が通りかかりましたが、2人とも彼を助けようとはしませんでした。
3番目にサマリア人がそこを通りかかりました。サマリア人は旅人を気の毒に思い、オリーブ油とワインで傷の手当てをし、宿屋に連れて行って介抱しました。この3人のうち、誰が旅人の隣人となったでしょうか?」
律法学者が「旅人を助けた人です」と答えると、イエスは「あなたも行って、そのようにしなさい」と説きました。
キリスト教国であるアメリカでは、クリスマスは慈愛と献身について考え、行動する時季でもあります。
11月の終わりから12月にかけて、貧しい人や病の床にある人、またその子供たちの隣人となれるよう、あたたかい食事やおもちゃを買うための募金がさかんに行われます。
実は、アメリカで12月に募金活動が多く行われる理由はもう一つあります。
日本における会計年度は、通常4月1日から3月31日を一区切りとしていますが、アメリカでは私企業の場合、会計年度(Fiscal Year)の定め方は自由裁量となっており、ほとんどの会社が1月1日から12月31日をひとつの年度としています。
従って、税金対策をするなら12月は最後の月であり、ラストチャンスとも言えるのです。アメリカでは、個人での寄付の話をすると、寄付先のNPO(非営利団体)の選択肢が日本とは比べ物にならないほど多くあり、寄付の方法もシンプルなことが多いです。また、税金控除のための確定申告のツールも豊富です。アメリカにおいて収入があった人は全員確定申告をすることが定められているためでしょうか。
また、会社としてのメリットは、寄付という形で社会貢献をしながら、それを控除対象にできる点や、その慈善活動が企業の宣伝にもなり、さらに税金控除にもなるため、企業活動の一環として行うことが株主総会などで承認されるというわけです。
どんな理由であれ、助けを必要とする人に寄付という形で手を差し伸べることはとても素敵なことです。私もできる限り、寄付を続けていこうと思っています。
タイタンキャピタル 金澤幸雄
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